【第2話】成功クリエイターが語るセルフプロデュース術!

ひと CBLA 対談・セミナー
2017-01-20

質疑応答


ゲストへの質疑応答では海外エージェントとの付き合い方や異業種とのコラボに関する具体的な質問から、キャラクターをPRする手法までさまざまな質問がありました。

Q1.海外のエージェントとはどうやって知り合うのですか?

キタイシンイチロウさん
海外のトイショーやカンファレンスに参加している時にエージェントがキャラクターを気に入ってくれて交渉することが多いです。海外のエージェントは直接会ってコミュニケーションをとることが重要なので、トイショーなどに毎年参加するようにしています。

森チャックさん
僕は独立してからは日本の担当者が間に入ってくれないと基本やらないです、日本に支社があるところとか。英語ができれば良かったのですが、これからビジネス英語をマスターするのはちょっと・・・(笑)。通訳の人に入ってもらってもいいのですが細かいニュアンスを伝えるのはやっぱり難しいです。もちろん必要に応じて日本のメーカーさんにはとり継ぎます。知り合うきっかけはホームページの問い合わせフォームなどからで、直接会うことで信用できるか判断しています。
Q2.日本の伝統工芸やものづくりとのコラボに興味ありますか?

キタイシンイチロウさん
それはすごい興味ありますね。僕の知り合いもプロダクトデザインの分野でやり始めています。僕も同世代の伝統工芸の人たちとキャラクーの分野でやっていけたらおもしろいかなと思います。

職人さんと優秀なクリエイターをマッチングする良い方法はありますか?

森チャックさん
それはとりあえずみんなで飲みにいくことですね!(笑)冗談ではなく、それで相手のこともどういう人なのかわかりますし、仕事を円滑に進めるにはお酒の場とかコミュニケーション力は結構大事だと思います。そもそもイラストとか描く人は特にそういうことが苦手な人が多く、フリーの人はせっかくの才能が埋もれてしまっている気がしますね。ある程度その辺を兼ね備えてないとクリエイティブな才能があるだけでは繋がりが広がっていきにくい。なので場合によってはクリエイターと伝統工芸の人との間に入ってくれるプロデューサーみたいな人がいないと成り立たないのかもしれないですね。

お二人
僕らとなら一緒にお酒飲めば、すぐに仲良くなれますけど・・・(笑)

Q3.キャラクターデザイナーとイラストレーターの違いは?

森チャックさん
僕もたまに使い分けていますが、基本は自社キャラの展開がメインなのでキャラクターデザイナーということが多くなりましたが、雑誌の挿絵とか幅広くやるのならイラストレーターかな?要はやりたい仕事が取りやすいほうを名乗ればいいのかなと。

キタイシンイチロウさん
え〜と・・・一緒ちゃうん?(笑)イラストの中にキャラがいて、商品化しようという話もあるので、自分次第じゃないでしょうか。デザインができるならアートディレクターでもいいと思います。


Q4.新しいキャラクターがどんどん出てくる時代での最適なPR手法とは?

森チャックさん
SNSなどの新しい発表する場があるなら使った方が良いと思います。いろんな告知もできるので便利だし、SNSをやらない人はやっている人に発信する量では負けちゃうので、これからの時代は活用したほうが絶対に良いと思います。ピクシブだけでも会員数2000万人以上ですしね。ライバルだらけです。

キタイシンイチロウさん
僕はキャラクターを発表している作者の顔も見せるって言うのは有りかなと思いますね。いろんなショーとかに出て行くことでキャラクターの作者がわかるとファンも増えたりします。WEBへ画像をアップするだけよりリアルなサイン会などで直接ファンと触れ合うことも大事にしたいです。

現在のセルフプロモーションツールであるSNSが無かった時代に生まれたキャラクター。それでもメジャーになり、今なお愛され続ける秘訣は「主体性」ではないでしょうか?

それは自分の意志と判断と責任によってキャラクターの魅力を発信し続ける努力と行動力に表れています。生き残りが厳しいと言われるキャラクタービジネス業界で成功しているお二人だからこその力強さとモチベーションの高さを感じました。


自分が生み出したものを心から愛し、ファンと直接つながることを大切にする。


それはキャラクター業界に限らず、様々な世界で活躍する人に通じるセルフプロモーション術なのかもしれません。


第1話はこちらはこちら

取材・撮影|亀岡勇人

CBLAさんのサイトはこちら



CBLAクリエイティブ分科会は成功クリエイターの事例を共有することで、会員クリエイターのスキルアップと著作、商標など自分のキャラクターをどう守るかなどのキャラクタービジネスについても学びながらキャラクタービジネス業界を盛り上げることを目的に活動をされています。協会ではビジネスには必要な 縦横の人脈も広げられる会で、随時正会員、準会員の受け付けています。
※CBLA:一般社団法人キャラクターブランド・ライセンス協会


クリエイタープロフィール
キタイシンイチロウ

デザインチーム[DEVILROBOTS]代表。グラフィック、キャラクター、イラスト、映像、WEB、音楽、グッズの企画・デザイン・制作を手がける。「cuteness and blackness」をコンセプトにアートワークを展開。代表作は「トーフ親子」。Disney、NHK、Sanrio、ガチャピン&ムック、タツノコプロ、日本アニメ、円谷プロ等のリデザイン、ミュージシャンやアパレルブランドとのコラボも手がける。海外にも活動の場を広げ、特にアジアでは絶大な支持を得ている。
オフィシャルサイト


クリエイタープロフィール
森チャック

1995年から漫画家、商業イラストレーターを経て、キュートなキャラクターの裏に独自のユーモアセンスで世の中の矛盾や問題を巧妙に潜ませたシリーズ「チャッX(チャックス)」を2000年よりスタート。当初はポストカードを路上で販売する「ストリート活動」でメディアに取り上げられ、話題となる。代表作は「いたずらぐまのグル~ミ~(GLOOMY The Naughty Grizzly)」、「がおくんのかわをかぶっためぇめぇさん(ポドリー)」、「クマキカイ」、「つるしぐま」、「汎用うさぎ」「はらぺこざめのスリットギル」など。


MCプロフィール
ムライタケシ

やさし過ぎる絵本作家/キャラクター作家としてオリジナルキャラクターや企業キャラクター、絵本を手掛ける。2008年に「フラッフィー・バブール」がサンリオから商品化!サンリオで唯一オリジナルキャラクターで契約しているキャラクター作家。2013年からは自身のキャラクター販売イベント「ムライワールド ポップアップ ギャラリー」を各地で開催している。 2016年からCBLAのクリエイティブ分科会の企画をサポートしている。