【前編】蔵前ローカルラウンジ #1 兵庫県養父市

ひと しごと もの こと ~「やぶ医者」の語源とこれからについて~
2018-04-10

こんにちは。フラクタルの菅野です。
前回の投稿で、フラクタルとLittle Japanの共同事業である「蔵前ローカルラウンジ」の成り立ちについてお話しさせていただきました。

今回、とある自治体さんから1つの「言葉」の語源についてのお話がありました。

やぶ医者」と聞いてどのような印象を持ちますか?

「腕が悪い」「信用できない」などどちらかといえばマイナスなイメージを連想する方が多いと思います。

この「やぶ」という言葉が地名に入っている自治体があります。

兵庫県養父市

養父市は、国家戦略特区(農業特区)として注目度の高い自治体です。人口24,000人の中山間地の地方都市が、特区制度のメリットを活用し、企業の農業参入・新規就農者へのサポート・法人の農地売買等、様々な画期的な取り組みを実施し、新たな地域雇用の創出や地域内経済の活性化に繋がっていきました。その結果、国家戦略特区の認定自治体の中でも優等生として評価されています。また、養父市が発祥の地である朝倉山椒については、その独特なシビレが海外のシェフを唸らせ、イタリア・フランスに高級食材として輸出されるなど、日本から海外へ新しい販路が少しずつですが開拓されています。

そして、冒頭の「やぶ医者」という言葉が生まれた土地でもあります。

今回、養父市より「やぶ」という言葉の語源について正確に広く認識してもらうため、また、「やぶ」という言葉のこれからの可能性について、地域の中では生まれにくい課題解決に繋がるアイデアやプロセスを検討していきたいということで、3月26日に「蔵前Local Lounge #1 兵庫県養父市」を開催することになりました!

【課題のポイント】
・「やぶ医者」の語源について正確に認識してもらうためにはどうすればよいか。

・「やぶ」というマイナスのイメージをプラスに転換させていくにはどうすればよいか。


「蔵前ローカルラウンジ」の会場は、フラクタルと同じ蔵前にあるゲストハウス「Little Japan」。

地域と世界をつなぐをコンセプトとして2016年5月にオープンしました。1階のカフェ・ラウンジでは、地域やソーシャルに関するワークショップやイベントが日々開催されています。

この「蔵前ローカルラウンジ」では、毎回開催する地域の特産品を「うちのもの」として参加された方に提供しています。

参加者にとっては、自分の知らない特産品を知ったり、食べたり、発信したり、また、自治体側としては、自分たちの特産品にどのような感想を得られるか、また、首都圏で販路開拓していくためのヒントを得るためのテストマーケティングの場でもあります。

今回、養父市では「朝倉山椒」発祥の地として、東京の生活者にはちょっと珍しい山椒メニューを「うちのもの」としてご用意。山椒といえば鰻にかけるぐらいのイメージをする方が多かったのですが、様々な食べ方をご提供させていただくことで、山椒の新しい楽しみ方を感じていただくことができました。

【朝倉山椒とは?】

兵庫県養父市が発祥の地として400年以上の歴史をもつ朝倉山椒。古くは江戸時代に当時の生野奉行が将軍に献上されるなど高級贈答品として重宝されました。
朝倉山椒は、他の山椒に比べて柑橘系の爽やかな香りのリモネン、ペパーミントのような香りのフェランドレンの割合が高く、ピリリとした刺激の中にフルーティーな香りが広がります。また、木にはトゲがなく、「実」は大粒、鮮やかなグリーンが特長。柔らかで加工に適していて、養父市では様々な商品が生み出されています。


うちのもの1 朝倉山椒佃煮のおにぎり


・畑特産物出荷組合「朝倉山椒佃煮」
・やぶパートナーズ㈱「別宮の棚田米」
関西では、山椒といえば佃煮をイメージする方が多いのでは?ふっくら香味豊かに炊き上げた朝倉山椒の佃煮と棚田保全活動を通じて栽培した「別宮の棚田米」を使用したおにぎりです。


うちのもの2 朝倉山椒ジェノベーゼとクリームチーズカナッペ


・畑特産物出荷組合「朝倉山椒ジェノベーゼ」
「朝倉山椒佃煮」、「山椒白みそ」、「朝倉山椒赤みそ」と共に全国の地域活性化の優良事例「ディスカバー農山漁村の宝」として認定された畑特産物出荷組合の「朝倉山椒ジェノベーゼ」。バジルの代わりに朝倉山椒を使用しフレッシュな香りと後からピリリと痺れる感覚は癖になります。今回は、この「朝倉山椒ジェノベーゼ」をつかったカナッペは、ジェノベーゼソースとクリームチーズの相性が抜群です。


うちのもの3 筍山椒


・やぶパートナーズ㈱「筍山椒」
福岡県八女市との交流から生まれた地域コラボ商品。
八女市の特産品である筍と養父市の特産品である朝倉山椒を炊き上げた佃煮です。ご飯のおかずや酒の肴として最適です。

今回の蔵前ローカルラウンジでは、地域で革新的な事業に取り組む地域イノベーターを中心に、首都圏在住の地域に関心のある方、美味しい物が好きな方、地域のこれからについて学んでいる大学生など30名弱の方にお集まりいただき、定刻通り「蔵前ローカルラウンジ#1 兵庫県養父市」が開催されました!

まずは、蔵前ローカルラウンジの趣旨をご説明させていただき、本題である養父市の地域情報や課題についてプレゼンテーションいただくのは西田副市長から。

国家戦略特区として注目を浴びているが、実際の地域(養父)の現状はどのようになっているのか。また、養父の地域課題に対して行政としてどのような施策を展開しているのか。そして、今回の蔵前ローカルラウンジでは何を求めているのか。

西田副市長によるプレゼンテーションや自治体担当者と参加者による白熱したワークショップの状況については次回投稿いたします!

■「蔵前Local Lounge」とは
単一の地方自治体では継続的に実施することが難しい東京でのプロモーション活動の一環として、自治体の担当者が、地域の現状や課題を来場者に対してプレゼンテーションを行い、来場者と共にワークショップを通じて語り合い、地域内では生まれにくいアイデアやプロセスを導き地域課題の解決につなげていく語り合いの場。また、毎回、参画した地方自治体の美味しい特産物を「うちのもの」としてご提供し、参加者に対して地域の食文化の豊かさを身近に感じていただく。

■地域と世界をつなぐゲストハウス「Little Japan」
Guest House + Cafe/Bar + Design Office
東京都台東区浅草橋3-10-8
TEL:03-5825-4076
URL: http://www.littlejapan.jp/

■株式会社フラクタル
フラクタルのシティプロモーションは、本来あるべき地域の理想の姿から地域と共にマーケティング戦略を考え、課題解決力のあるコミュニケーションデザインを通じて効果的なプロモーション戦術を構築します。
東京都台東区蔵前1 -7-7 アイランドビル7F
TEL: 03-3866-1938 
URL: http://www.fractale.co.jp/

蔵前ローカルラウンジ担当:菅野 秀和(カンノ ヒデカツ)
福島県郡山市出身。東日本大震災を契機に地元の為に貢献できることは?という命題のもと、地域活性化コンサル会社や農業ベンチャーにて実際に地域に移住しつつ業務を行う。2017年10月より株式会社フラクタルのシティプロモーション担当として、全国の自治体に対してコミュニケーションデザインを通じた地域課題の解決への取り組みや都市部での地域魅力を伝えるために奔走中。

(本件に関するお問い合わせ先)
株式会社フラクタル
コミュニケーションデザインユニット
シティプロモーション担当:菅野 秀和
Mail:h.kanno@fractale.co.jp


  • 「蔵前Local Lounge」始めます!
tags