【前編】蔵前ローカルラウンジ #2 兵庫県養父市

ひと しごと もの こと ~やぶのカイコの技術や文化を次の世代に残していくためには?~
2018-06-01

こんにちは。フラクタルの菅野です。
地方自治体の魅力の発信と地域の理想の未来をデザインする「蔵前ローカルラウンジ」を担当しています。

前回は、兵庫県養父市様に「「やぶ医者」の語源とこれからについて」というテーマのもと、養父市西田副市長、職員の方におこしいただき、フラクタルのある蔵前と同じエリアにある「地域と世界をつなぐ」ゲストハウスLittle Japanさんにて開催いたしました。

※前回の様子はこちらからどうぞ!

前回の開催から2か月経過いたしましたが、この「蔵前ローカルラウンジ」について、様々な地域の自治体様が興味津々のようです。

ご興味を持つポイントとして、、、

・地方自治体の職員が、地域に関心のある東京の生活者に対して地域の魅力を直接プレゼンし伝えることができること

・地域課題に対して、地域内では生まれないようなアイデアやプロセスを導くことができること

・大きい自治体イベントと異なり安価に開催できるため、継続的に東京で開催することができること

また、地方自治体が取り組みたい事業や地域課題に応じてイベントをカスタマイズすることができるのも特徴のひとつ。

例えば、地域の特産品プロモーションであれば1回ないし2回でよいかもしれませんが、移住定住に関する課題解決に関するイベントであれば、地域資源や実際に移住した人の生活や仕事についてなど、もしかしたら5回開催したほうがよいかもしれません。

ビックサイトや国際フォーラムで開催している自治体イベントだと、圧倒的に来場者数は多いですが、実際にどのくらい地域のファンとなっているでしょうか?
それならば、仮に1000人来場するイベントでブース出展するより、たとえ20人の参加者と直接つながって地域のファンになってもらったほうがよいのではと思います。

ちょっと熱く語ってしまいましたが、
5月23日(水)に開催した「蔵前ローカルラウンジ#2」をレポートいたします!

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◆今回の自治体は、兵庫県養父市(2回目)
最近、真夏のように暑く、そして、快晴の日々が続いていたのに、23日だけ雨が降るというディレクターとしては中々の引きの強さ。

悪天候の中でも、このイベントのために地域で活躍されている方、東京で地域に関するお仕事をされている方、地域を東京から応援したい方、地域に関して学んでいる大学生など総勢20名を超える方にご来場いただきました。

前回は、「やぶ医者」の語源についてでしたが、今回は「養蚕」がテーマ。

東京に住む私たちにとっては「やぶ医者」もそうでしたが、「養蚕」も普段の生活にはご縁があまりないのでは?

そもそも、養父市って?と思われる方が殆どだと思います。今回もゲストである養父市西田副市長から養父市の基礎情報や何故いま養蚕なのかという点についてプレゼンテーションいただきました。ちなみに、養父市さんは、このイベントを通じて東京での新しい関係人口の創出(地域のファンづくり)や他の事業におけるアイデアやプロセス等を得て施策に反映させていきたいとのことです。

◆今回の「うちのもの」がすごい
この蔵前ローカルラウンジでは、「うちのもの」として自治体様から地域の特産品を用意してもらい、来場者の方に美味しく召し上がってもらいます。今回は、フードコーディネーターの長谷川ちひろさんに、西田副市長が有機無農薬で栽培したもち米の「米粉」を使ったお料理をご用意いたしました。


まずは、このもち米の米粉を使ったトルティーヤ。トルティーヤの生地ってとうもろこしの粉でつくるイメージがあったのですが、今回は米粉にアレンジして作ってもらいました。言わずもがな、生地の「もちもち感」がたまりません。そして、具材のチリコンカンはお肉ではなくソイミートを使っています。ベジタリアンの方にも食べれるようにとの心遣いがうれしい。

もちろん、このままでも抜群に美味しいのですが、例のアレを少しふりかけると爽やかな香りとスパイシーな感覚がプラスされます。

この組み合わせは新しい発見!

そのアレというのは、養父市発祥の「朝倉山椒」。
そして、今回用意したのは、5月中旬から2週間だけしか収穫しないフレッシュな朝倉山椒。

朝倉山椒の収穫期間が短いのは、タイミングを逃すと山椒がエグくなってしまうから。おじいちゃんやおばあちゃん、家族総出で収穫します。東京ではほとんど流通しない旬の朝倉山椒を米粉を使ったトルティーヤに2・3粒ふりかけると一気に締まります。

ご来場のみなさま、旬の朝倉山椒に興味津々。
最初は柑橘系のさわやかな香りに「あっ、大丈夫かな?」と思うのですが、一気に痺れがきますので食べすぎにはご注意を。

【朝倉山椒とは?】兵庫県養父市が発祥の地として400年以上の歴史をもつ朝倉山椒。古くは江戸時代に当時の生野奉行が将軍に献上されるなど高級贈答品として重宝されました。朝倉山椒は、他の山椒に比べて柑橘系の爽やかな香りのリモネン、ペパーミントのような香りのフェランドレンの割合が高く、ピリリとした刺激の中にフルーティーな香りが広がります。また、木にはトゲがなく、「実」は大粒、鮮やかなグリーンが特長。柔らかで加工に適していて、養父市では様々な商品が生み出されています。


イベント開始前には、米粉を使ったクッキーもご用意。口当たりはもちもちではなくホロっとした食感。
今回、米粉のおいしさを感じてもらうための「プレーン」、香りと触感を楽しんでもらうために「紅茶」、爽やかな酸味を加えた「ストロベリー」の3種類をご用意。みなさま、日々SNSで情報発信されているので撮影角度にこだわる方が多い。

◆「イノベーションは非連続の変化」
おなかも軽く満たして、いよいよ「蔵前ローカルラウンジ」のスタートです。まずは、フラクタルの代表亀岡からこの蔵前ローカルラウンジについて、また、楽しみ方についてお話いただきました。

養父市の現状と課題を知ってもらうこと、養父市の課題対して多くのアイデアを出してもらいたいこと、そして、このイベントを通じて養父市を好きになってもらいたい。養父市の地域課題のゴールに対して、私たちの知識や経験というフィルターを通して新たなアイデアやプロセスを生み出すことで、地域の理想の未来に貢献できるかもしれません。

私たちの思いをお伝えしたあとは、いよいよ西田副市長から養父市についてのプレゼンテーション。

西田副市長のプレゼンテーションの内容や今回も熱量高いワークショップの様子は次回投稿いたします!

■「蔵前Local Lounge」とは
単一の地方自治体では継続的に実施することが難しい東京でのプロモーション活動の一環として、自治体の担当者が、地域の現状や課題を来場者に対してプレゼンテーションを行い、来場者と共にワークショップを通じて語り合い、地域内では生まれにくいアイデアやプロセスを導き地域課題の解決につなげていく語り合いの場。また、毎回、参画した地方自治体の美味しい特産物を「うちのもの」としてご提供し、参加者に対して地域の食文化の豊かさを身近に感じていただく。

■地域と世界をつなぐゲストハウス「Little Japan」
Guest House + Cafe/Bar + Design Office
東京都台東区浅草橋3-10-8
TEL:03-5825-4076
URL: http://www.littlejapan.jp/

■株式会社フラクタル
フラクタルのシティプロモーションは、本来あるべき地域の理想の姿から地域と共にマーケティング戦略を考え、課題解決力のあるコミュニケーションデザインを通じて効果的なプロモーション戦術を構築します。
東京都台東区蔵前1 -7-7 アイランドビル7F
TEL: 03-3866-1938
URL: http://www.fractale.co.jp/

蔵前ローカルラウンジ担当:菅野 秀和(カンノ ヒデカツ)
福島県郡山市出身。東日本大震災を契機に地元の為に貢献できることは?という命題のもと、地域活性化コンサル会社や農業ベンチャーにて実際に地域に移住しつつ業務を行う。2017年10月より株式会社フラクタルのシティプロモーション担当として、全国の自治体に対してコミュニケーションデザインを通じた地域課題の解決への取り組みや都市部での地域魅力を伝えるために奔走中。

(本件に関するお問い合わせ先)
株式会社フラクタル
コミュニケーションデザインユニット
シティプロモーション担当:菅野 秀和
Mail:h.kanno@fractale.co.jp

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