【後編】【笠間市】住みやすいからこそ知られていない?笠間市の魅力

ひと しごと こと ~茨城県笠間市 自然の循環を大切に新しい価値を生み出す~
2018-09-16

こんにちは。フラクタルの菅野です。
前回の記事から少しお時間をいただいてしまいましたが、実は、もう一度笠間市を訪問していました。もちろん「やきものライナー」で。

訪問する度に思うのが、都心から適度な距離で田舎を感じつつ、食をはじめとした様々な文化に触れることができる魅力的なマチだなと。なんでもっと早く訪問しなかったのだろうと後悔したくらい。

ちなみに笠間市は栗の生産量が日本一。栗の収穫シーズンにあわせて、9月29日・30日に「第12回 かさま新栗まつり」が開催されます。秋の味覚である栗を満喫したい方は、この機会に笠間市へ訪問されてみてはいかがでしょうか。

さて、今回は、明治大学の奥山ゼミ生と巡る笠間の後編です。前回の記事はこちらからどうぞ



~旨い酒は人ありき 磯蔵酒造の考えるこだわり~


稲田石の採掘跡地である石切山脈から同じ稲田にある「磯蔵酒造」へ。今回は、五代目蔵主「磯 貴太」さんに磯蔵酒造が酒造りで大事にしていることをお話いただきました。磯さんのお話は、人を引き付ける何か独特な魅力がある。

酒蔵を見学させていただくと出てくるお話の1つとして「酒造りにおいてこだわりは?」ということ。もちろん、各酒蔵こだわりがあり、素晴らしき酒を日々丹精込めて造られている思いますが、磯さんからは「こだわりはありません。味だけです。」ということ。こだわりが大事じゃないということではなくて、磯蔵酒造が目指す味を造るということ。例えば、今年のような猛暑では、米の出来が例年と比べて変化が起きるかもしれない、また、天候に関しても、これからも夏同様に何かが起きるかもしれない。毎年、異なる材料や環境の中で磯蔵酒造の味を造り続けることが「こだわり」。だから、「こだわりを売るためのこだわり造り」を行うのではなく、本質(自分たちの味)というものを大事に酒造りを行っていることを感じることができた。

また、磯蔵酒造が大事にしているもう1つが「人」ということ。

磯蔵酒造のモットーとして「酒造りは一期一会の積み重ね」というのがある。なぜ「人」なのか。それは、お米を作る人、お酒を造る人、お酒を運ぶ人、お酒を売る人、そして、お酒を飲む人、たくさんの人々との関わりの中からお酒が造られるということ。こうして出来上がったお酒をまた新しいかかわり合いのきっかけとして、人と人とのコミュニケーションの潤滑油として存在するのが理想。それゆえ、磯蔵酒造さんの「磯蔵五訓」のひとつとして「酒は人ありき」ということを大事にしている。

また、磯蔵酒造さんでは、酒造りに関わる全ての人がかかわる場として、毎年春に「ちょっ蔵 新酒を祝う会」を毎年開催している。磯蔵酒造さんに2,000人近い方が来場され、新酒はもちろんのこと、地元の美味しい食べ物を食べることができ、そして、様々なコンテンツが催されます。飲む人、造る人、支える人など磯蔵酒造さんのお酒から広がるコミュニケーションの輪を感じることができるのでは。今年の「ちょっ蔵 新酒を祝う会」の様子は、こちらからどうぞ。

地域に根付いて、地域を大事に、そして、新しいかかわりを生み出す本物の酒をつくる磯蔵酒造。磯さんのファンになる人も多いんだろうなと思う。是非、一度お話を伺ってもらいたい。

※ちなみに磯蔵酒造さんのお酒は東京浅草でも飲むことができます。
店舗:磯蔵酒造直売処 ちょっ蔵◎日本酒文化専門店 窖(あなぐら)
住所:〒111-0032 東京都台東区浅草2-2-1 伝法院通り 森田ビル1F
TEL:03-3845-2002
URL:http://isokura.jp/anagura/
営業時間:日・月・火・木・金/11〜18時 土/11〜19時
定休日:毎週水曜日

※昔ながらの手造りによる酒造りの現場をご案内する「ちょっ蔵・見学会」についてはこちらから
問合せ先:磯蔵酒造
住所:茨城県笠間市稲田2281-1
TEL:0296-74-2002
URL:http://isokura.jp/
ご注意点:見学は要予約制となっております。


~笠間稲荷神社門前通り商店街のこれから かさまち考の取り組み~


次に訪問したが、笠間稲荷神社と門前通り商店街。笠間市は、日本三大稲荷のひとつである笠間稲荷神社の門前町として栄えてきました。現在でも年間350万人の方が参拝に訪れ、お正月になると大変賑わいのある風景が広がります。

笠間稲荷神社とは?
当社の御創建は、社伝によれば第36代孝徳天皇の御代、白雉2年(651)と伝えられています。
その後幾星霜を経て、桜町天皇の御代、寛保3年(1743)には時の笠間城主井上正賢により社地社殿が拡張され、又延享4年(1747)牧野貞通が城主となるや先例により祈願所と定められ、境内地・祭器具等が寄進されました。以来歴代藩主の篤い尊崇を受けました。笠間稲荷神社は日本三大稲荷のひとつとして広く人々に親しまれ、霊験あらたかな御神徳を慕って多くの参拝者が全国より訪れています。
(出典:笠間稲荷神社ホームページより)

お正月以外にも多くの方にこの笠間稲荷神社や門前通り商店街を楽しんでもらいたいということで、笠間稲荷神社の神社拝殿の柱の色(「笠間朱色」)をシンボルカラーとして、「笠間の笠間のまちと通りのこれからをみんなで考える会(かさまち考)」を中心に笠間朱色で一体化した通りの雰囲気作りや笠間朱色をベースとした商品開発などを行っております。実際にこの商店街に行ってみるとわかるのですが、あらゆるところが笠間朱色で統一されています。地元銀行の壁面や信号のフレーム、案内板まで笠間朱色。また、笠間市としても「笠間稲荷神社門前通り地区の推進及び地区計画区域内における制限に関する条例」を制定するなど、笠間朱色を中心とした公民一体のまちづくりの取り組みが推進されている。

ハード面だけではなくソフト面でもまちを元気にする取り組みを行っています。例えば、SNSを活用してまちの魅力を発信してもらうために「もんぜんフォトコンテスト」を開催。ちなみにこのフォトフレームも笠間朱色。また、夜の門前町も楽しんでいただくために「門前☆キネマ」を開催し、野外映画上映会、路上投影、そして、地元笠間高校フィルムを上映し門前通りに新しい賑わいをもたらせてきました。このような活動を通じて「平成30年度 まちづくり月間まちづくり功労者国土交通大臣表彰」を受賞するなど、門前町のまちづくりにおいて高い評価を受けています。

そこで、今回、なぜ公民一体でまちづくりを成功に導くことができたのか、また、この門前通り商店街のこれからについて、江戸時代から残る15坪二階建て土蔵をリノベーションして生まれた「庭カフェKULA」さんの2階で、笠間稲荷門前通り商店街協同組合の沼田理事長よりお話をうかがいました。ちなみに、笠間市では若い方がUターン、Iターンで、このような素敵なカフェを経営される方が増えているとのことですよ。


~まとめ~


茨城県笠間市、東京の生活者がどのくらいこのまちを知っているだろうか。私も薄っすらとしたイメージしかないまちの1つだった。今回、訪問して思ったのが、まちを想い、そして、生活とまちの魅力が近い距離間でつながっている方が多いということ。この自分の想いを体現できるということは、まちの魅力の1つでもあり住みやすさにつながっているのかもしれないと思った。まちを本当に大事にしている人が多いまち笠間市。だからこそ、実際に笠間市に訪問してその感覚を体験してもらいたい。そうしたら、私がこの笠間市を好きになった理由がわかるかもしれない。

最後になりますが、今回ご訪問させていただきました、須藤本家様、笠間クラインガルテン様、磯蔵酒造様、笠間稲荷門前通り商店街協同組合様に改めて御礼申し上げます。

茨城県笠間市HPはこちら

■株式会社フラクタル
フラクタルのシティプロモーションは、本来あるべき地域の理想の姿から地域と共にマーケティング戦略を考え、課題解決力のあるコミュニケーションデザインを通じて効果的なプロモーション戦術を構築します。
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TEL: 03-3866-1938
URL: http://www.fractale.co.jp/

シティプロモーション担当:菅野 秀和(カンノ ヒデカツ)
福島県郡山市出身。東日本大震災を契機に地元の為に貢献できることは?という命題のもと、地域活性化コンサル会社や農業ベンチャーにて実際に地域に移住しつつ業務を行う。2017年10月より株式会社フラクタルのシティプロモーション担当として、全国の自治体に対してコミュニケーションデザインを通じた地域課題の解決への取り組みや都市部での地域魅力を伝えるために奔走中。

(本件に関するお問い合わせ先)
株式会社フラクタル
コミュニケーションデザインユニット
シティプロモーション担当:菅野 秀和
Mail:h.kanno@fractale.co.jp

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