小石川の街と人とをつなぐ ~ DESIGN 小石川 「WEEKEND MARKET」

こと イベント
2017-03-08

 先ごろも再開発地域から弥生時代の遺跡が発見されるなど、遥か昔から人々の生活の営みが続いてきた街、文京区小石川。
 そんな小石川の地に昨年7月にオープンしたギャラリーとマーケットプレイスの複合施設「DESIGN 小石川」で毎月第2、第4土曜日に開催されているのが、地元商店主や企業が参加・出店しているイベント「WEEKEND MARKET」。今回は、2月25日(土)に開催されたイベントの様子をご紹介します。

 「DESIGN 小石川」は、小石川大神宮という神社の隣、築約50年というビルの2階にあります。古びた階段を上がってゆくと、そこには仕切りのほとんどない約580㎡という広大なフロアが現れ、ギャラリーと「TAIYOU no SHITA」がプロデュースする3つの常設ショップが、シンプルで洗練された空間を形作っています。


 「WEEKEND MARKET」は、そのギャラリーとショップの間にあるスペースを利用して「TAIYOU no SHITA」が運営しているイベント。当日は、フランスワインの試飲会を中心に3つのお店が出店していて、とても多くの人で賑わっていました。

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地元商店主がつなぐ作り手と使い手
三代目が始めた産直野菜を中心とした八百屋さん「斎藤商店」
  先代までは、木炭などを扱う燃料店だったという「斎藤商店」さん。今の三代目が一念発起して八百屋さんを始めた理由は、「東京の人にも産地直送の新鮮な野菜を届けたい」との思いから。そしてイベントに来ていただいた人にも、そんなこだわりの野菜や果物を届けたいと出店。
 店頭には、鹿児島の金柑、三重のプチトマトやアレッタ、奈良のイチゴや生しいたけなど、作り手の思いが込められた全国各地の野菜や果物が並べられていました。

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創業300年の漆器・陶磁器・ガラス器の「会津屋」
 創業はなんと享保2年(西暦1717年)という漆器・陶磁器・ガラス器を中心としたテーブルウェア専門店「会津屋」さん。小石川界隈では、贈り物といったらまず「会津屋」さんを訪ねるというほどの地域に根付いたお店だそうで、11代目の若主人が売場に立ち、ワイングラスを中心に様々なうすはりのガラス酒器を販売していました。
 どれも作り手の技術とこだわりが感じられるグラスですが、値段も比較的お手ごろで、これで好きなお酒を飲んだら美味しいだろうと思わせる品揃えです。

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出店者とお客様とがつながるイベント企画
人気インポーター合同フランスワイン試飲会
 この日はイベント企画として、フランスワインのインポーターの中でも特に個性的でプロからも注目されている3つのインポーター(フィネス、ディオニー、BMO)が合同で試飲会を開催。多くのワイン好きの方々が参加されていました。
 参加費2,500円を支払えば、各インポーターが用意した特徴的なワインが飲み放題。フランスワインの多様性を実感できる企画です。

 試飲用のプラスチック製のグラスが用意されているのですが、お隣で出店している「会津屋」さんからお気に入りのワイングラスをその場で購入し、これで試飲をするとワインの美味しさが一段と引き立ちます。さらに、つまみが欲しくなったときには、「斎藤商店」さんの新鮮で甘いイチゴや、イベントに合わせて出店している広工房「SMOKE HOUSE」さんのこだわりの絶品スモークチーズを購入。
 まさに、お店同士の連携も絶妙な、売り手とお客様をつなぐイベントとなっていました。

 今回のイベントを通じて、街とデザインをつなぎ、これからの可能性を拡げることを目的とされている「DESIGN 小石川」さんの活動の一端を垣間見ることが出来ました。これからも「WEEKEND MARKET」で、作り手と使い手をつなぐ様々なイベントが開催されることを期待しています。

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取材 | 蓑島俊和
撮影 | 小泉優奈、志知恭子


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